「やさしい日本語」で外国人患者さまや医療通訳の皆さま、病院の言葉が難しいと感じている方々と繋がっていきたいと考えている元看護師です。これから勉強するので、ぜひ皆様ご指導をお願いします。

by みっこ

2017年 07月 30日 ( 1 )

今回も 「避難所生活を過ごされる方々の健康管理に関するガイドライン」(厚生労働省)を 「やさしい日本語」に 言い換えていきます。


「避難所生活を過ごされる方々の健康管理に関するガイドライン」
東日本大震災(2011年3月11日)の後、長引く 避難所生活で 
夏に向けた 注意事項を 厚生労働省が まとめたものです。

黒字は 元の 文章
赤字は 「やさしい日本語」言い換え
で 示してみます。

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(2)水分・飲料水
  1)水分補給
   ○様々なストレスやトイレが整備されないことが原因で、
    避難者は 水分をとる量が減りがちになります。
    特に高齢者は脱水に気付きに くく、脱水は尿路の感染症や心筋梗塞、
    エコノミークラス症候群な どの原因にもなるので、
    しっかりと水分を取るよう促しましょう。

(2)水や 飲み物
  1)水や 飲み物を 飲んでください
   〇避難している人は 飲み物を 飲む量が 減ることが あります。
    心が 落ち着かないために 飲む量が 減ることが あります。
    トイレが 遠かったり、汚れていたり、段差が あったり 
    いろいろな 理由で トイレに 行くことが 難しい人は 
    トイレに 行かないように 飲み量を 減らすことが あります。
    お年よりは 飲む量を 減らすと、脱水症(体の 水が 足りなくなること)に
    なりやすいです。
    しかし、お年寄りは 脱水症に なっていることに 気がつくことが 難しいです。
    脱水症に なると、尿に ばい菌が 入ることが あります。
    尿で 流しだされるはずの ばい菌が 体の 中に 入ってしまうからです。
    体の 水が 足りなくなると、血液が 固まりやすくなります。
    心筋梗塞は 血液の 塊が 心臓を 動かすために 必要な 血管に 
    つまって起きます。
    エコノミークラス症候群(長い間 動かないでいると、足の 血管の 中で 小さな 
    血液の 塊が できることが あります。それが、流れて行って 肺の 血管に
    詰まると、胸が 痛くなったり、息が できにくくなります。ひどくなると
    死ぬことも あります。)も 体の 水が 足りないと なりやすいです。
    水や 飲み物を 飲んでください。
   

  2)飲料水の衛生管理
   ○避難者の飲用にはペットボトル入りミネラルウォーター又は煮沸水を使用し、
    生水の使用は避けましょう。

  2)飲んで良い水と 飲んではいけない水が あります。
   〇ペットボトルに 入った 水は 飲んで良いです。
    一度 沸かした 水は 飲んで良いです。
    沸かさないで 生のままの 水は 飲まないでください。



   ○給水車による汲み置きの水は、できるだけ当日給水のものを使用しましょう。

   〇給水車(水を 配る 車)から もらった 水は
    できるだけ その日の うちに 使ってください。


   ○井戸水や湧き水をやむを得ず使用する時は、煮沸等殺菌することに気をつけましょう。

   〇井戸水(地面の 下から 汲んだ水)や、湧き水(湧いて 出てきている水)を
    どうしても 使う時は、一度 沸かして ばい菌を 殺してから 使ってください。


(3)栄養管理
   ○食事提供の目標とする栄養量を目安に、栄養バランスのとれた食事の提供に努めましょう。

(3)栄養を 考えて 食事を してください。
   〇食事を 作る人は 栄養のことを 考えて 作ってください。

   

   ○可能であれば、食事のエネルギーや塩分含有量を掲示したり、
    選択 メニューの導入など、食事管理が必要な方が食事の内容や量を調整できるように、
    できるだけ工夫しましょう。治療を目的とした栄養管理、 食事療法が必要な方は、
    医療機関につなぎましょう。

   〇食事について 特別に 考えなくてはいけない 人たちが います。
    食べることができない 材料が ある 人たちが います。
    食べる量を 考えないと いけない 人たちが います。
    食べる量だけでなく、カロリー(エネルギーの量)を 考えないと いけない 人たちが います。
    食べて良い 塩の量が 決まっている 人たちが います。
    できれば、このような 人が 選ぶことが できるように
    使ってある 材料や、食事の量、塩の量などが わかるように してください。
    食べるものを 選んでもらってから 作る 方法も 工夫してください。
    病気を 治すために 特別な 食事を しないと いけない 人たちが います。
    そのような 人は 医者や 看護師、保健師に 相談してください。



   ○食事で摂れない栄養については、補助食品等も活用しましょう。

   〇食事だけでは 足りない 栄養が あるときは、補助食品(薬の形を していたり
    飲み物や ゼリーなどで 足りない 栄養を とるもの)等も 使ってください。



   ○必要に応じて、保健所等の管理栄養士・栄養士に相談しましょう。  

   〇わからないことは 保健所などに 居る 管理栄養士・栄養士(栄養の ことを
    考える 仕事の 人)に 聞いてください。

   ※ 参考:平成23年4月21日付事務連絡「避難所における食事提供の計画・評価のために
        当面の目標とする栄養の参照量について」

(4)食中毒予防
   ○夏に向けて気温が上がり始める時期から、食中毒が起こりやすくなります。
    食品の取り扱いには十分な注意が必要です。また、寒い時期でもノロウイルスなどによる
    食中毒が起こりますので、季節にかかわらず、食品の衛生管理に留意しましょう。

(4)食中毒(ばい菌が 入っている 食べ物を 食べて 体の 調子が 悪くなる事)に
   ならないように 気をつけてください。
   〇春から 夏に なり、暑くなり始めると、食中毒に なりやすいです。
    暑くなると、食べ物の 中で ばい菌が 増えやすくなるからです。
    寒い時にも ノロウイルスなど、寒くても 増える 小さなばい菌が あります。
    食べ物の 中に ばい菌が 入らないように してください。

    
    
   ○届いた物資を加工したり、火を通すためにも、調理場所の確保と衛生管理を行いましょう。

   〇避難所に 届いた 食べ物を 切ったり、煮たり、焼いたりするために
    食事を 作る場所を 決めてください。
    食事を 作る場所は いつも きれいに してください。



   ○食事の前やトイレ後は、流水で必ずよく手洗いをするよう促しましょう。
    調理者は手指の消毒を心がけましょう。
    水が十分に確保できない場合には、ウェットティッシュ等を活用するよう働きかけましょう。

   〇食事の 前には 必ず 流れる水で 手を 洗ってください。
    トイレの 後も 必ず 流れる水で 手を 洗ってください。
    食事を 作る人は 手を 消毒してください。
    手を 洗う 水が ない時は、ウェットティッシュ等を 使って
    手を きれいに してください。

    

   ○配給食を出す場合には、食品の賞味期限、消費期限を確認しましょう
    (必要以上に保管しない)。

   〇食べ物には 賞味期限(その日までなら おいしく 食べることが できる 日付)、
    消費期限(その日までに 食べないと いけない 日付)が あります。
    配る時には それらの 日付が 過ぎていないか 確認してください。
    配る量より 多いものを 貯めておくと、使う前に 日付が 過ぎてしまうことが
    あります。気をつけてください。



   ○配った食品は早めに食べていただくよう呼びかけて、残った物は回収し破棄しましょう
    (必要以上に配布しない)。

   〇配った 食べ物は 早めに 食べてもらってください。
    残った 食べ物は 集めて 捨ててください。
    食べられる 量だけ 配ってください。



   ○食料は、冷暗所での保管を心がける等、適切な温度管理を行いましょう。

   〇食べ物は 涼しい所に 置いておいてください。
    温かい所、暑い所は 食べ物が はやく 悪くなりやすいです。
    気をつけてください。



   ○加熱が必要な食品は中心部までしっかり加熱しましょう。

   〇煮たり 焼いたりする 必要が ある 食べ物は、
    中まで しっかり 熱が 届くように してください。
    中が 生の ままに ならないように してください。



   ○調理器具等は使用後にできるだけ洗浄しましょう。

   〇料理を 作った 道具は 使った後に できるだけ 洗ってください。



   ○下痢や嘔吐等の症状がある方は、食品を取り扱う作業をしないようにしましょう。

   〇下痢(便が やわらかくなったり、泥のように なったりして、おなかが痛くなる事)や
    嘔吐(吐くこと)が ある時は、食べ物を 作ったり 配ったりしないでください。
    他人に 病気を うつすことが あります。

 
   ※ 参考:平成23年3月11日付事務連絡「平成23年東北地方太平洋沖地震による
        被災者等の感染症等発生予防対策の徹底について」

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今回は この辺で。
では、また。

最後までお読みいただきありがとうございました。
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(和ランプの画像は「四季の素材 十五夜」さまの素材集より感謝していただきました。)

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by yasashiinurse | 2017-07-30 23:54 | 「やさしい日本語」応用編 ヘルスケア | Comments(0)