「やさしい日本語」で外国人患者さまや医療通訳の皆さま、病院の言葉が難しいと感じている方々と繋がっていきたいと考えている元看護師です。これから勉強するので、ぜひ皆様ご指導をお願いします。

by みっこ

2017年 08月 09日 ( 1 )

今回も 「避難所生活を過ごされる方々の健康管理に関するガイドライン」(厚生労働省)を 「やさしい日本語」に 言い換えていきます。

「避難所生活を過ごされる方々の健康管理に関するガイドライン」
東日本大震災(2011年3月11日)の後、長引く 避難所生活で 
夏に向けた 注意事項を 厚生労働省が まとめたものです。

黒字は 元の 文章
赤字は 「やさしい日本語」言い換え
で 示してみます。
-----
2.子どもに対する留意点
  ○子どもの生活環境を把握し、生活リズムを整え、
   子ども同士の安全な遊びの場や時間を確保するなど、
   子どもらしい日常生活が送れるようにして あげることが大切です。

2.子どもについて 注意すること
  〇子どもが どのようなところで 生活しているか 調べてください。
   子どもが 楽しむことが できるように 工夫してください。
   子どもが 集まって 遊ぶことが できる場所や 時間を 作ってください。


  ○可能であれば、季節に応じた取り組み(定例の行事、ラジオ体操など) を
   行い、遊び場、勉強場所の確保をするのも、子どもたちの日常生活を
   送る支援になり得ます。

  〇学校や 保育園、幼稚園などで していたことを 
   避難所でも できるように 工夫してください。
   遊ぶ場所や 勉強する場所を 作ってください。
   なるべく 災害が 起きた 前の 生活が できるように 工夫してください。


  ○子どもに話しかけたり、抱きしめてあげたり、スキンシップを
   とって安心感を持たせてあげるように働きかけましょう。
   また、睡眠がとれるよう に環境を整えてあげましょう。

  〇子どもに 話しかけてあげてください。
   子どもを 抱きしめてあげてください。
   子どもが 安心できるように 工夫してください。
   子どもが 眠ることが できるように 工夫してください。


  ○子供は遊びを通して感情を外に出せるようにすることが大切です。
   絵を 描いたり、ぬいぐるみで遊んだりできるように、
   遊びの場を確保してあげましょう。

  〇子どもは 遊びながら 笑ったり、泣いたり、怒ったりすることが
   必要です。
   絵を 描いたり、人形で 遊んだりできるように 
   遊べる場所を 作ってください。


  ○外見上では判断できない身体的問題(慢性疾患・障害等)を
   抱えている 子どももいることも留意し、声をかけるなどによって、
   その把握に努めましょう。

  〇見ただけでは わからない 病気の 子どもが います。
   子どもに 声を かけて どんなことで 困っているか
   気がついて あげてください。


  ○脱水症状の兆候(唇の乾きやおしっこの回数の減少など)が
   ないか注意 し、こまめに水分摂取を促しましょう。

  〇子どもは 脱水症状(体の 中の 水が 足りなくなる事)に
   なりやすいです。
   唇が 渇いていませんか?
   おしっこが 減っていませんか?
   子どもが 水や 飲み物を 飲むように してください。

※ 参考:平成 23 年 5 月 20 日付事務連絡
「東日本大震災で被災した妊産婦及び乳幼 児に対する保健指導について」


3.高齢者に対する留意点
 ①脱水症状を予防しましょう
  ○水分をとっているか、
   脱水症状の兆候(落ちくぼんだ目、口や皮膚の 乾燥、ぼんやりしていることなど)が、
   無いか気を配りましょう。
   若年者に比べてのどの渇きを自覚しにくく、また薬の影響で、
   脱水症状 になりやすいので、十分に気をつけましょう。
   食事の他に1リットル は水分補給が必要です。

3.お年寄りに ついて 注意すること
 ①脱水症状(体の 中の 水が 足りなくなること)に ならないように
  気をつけてください。
  〇水や 飲み物を 飲んでいますか?
   目が へこんでいませんか?
   口や 肌が 乾いていませんか?
   元気が なくなっていませんか?
   気をつけて あげてください。
   お年よりは 若い人より 喉が 渇いたことに 気がつきにくいです。
   薬を 飲んでいることが 多いので、薬の せいで
   脱水症状に なりやすいです。
   一日に 食事の他に 水や 飲み物を1リットル以上 飲んでください。


 ②衣服の着替えや入浴の状況を確認しましょう
  ○衣服を着替えたり、入浴したりするのが、おっくうになります。
   衛生状態を保つためにも確認をするようにしましょう。

 ②服を 着替えていますか? お風呂に 入っていますか?
  〇お年よりの 中には、服を 着替えたり、お風呂に 入ることが
   疲れて 嫌になってしまう人が います。
   体を きれいに しておくことが 大切です。
   服を 着替えているか、お風呂に 入っているか 
   気をつけて あげてください。


 ③できる限り、身の回りのことは自分でしていただきましょう
  ○自立した生活が脅かされることを恐れています。
   自立と威厳を保つために自分の事は自分でしていただけるように
   呼びかけましょう。

 ③自分のことで できることは 自分でしてもらってください。
  〇お年寄りは 自分が 何も できなくなってしまった 気持ちに
   なって 悲しくなっています。
   助けてもらって ばかりで 自分が 役にたてないと 思って
   悲しく 思っています。
   自分の ことは できるだけ 自分で してもらってください。

 

 ④転倒に注意しましょう
  ○住居スペースに転倒の可能性があるようなものが落ちていないか、
   階段や廊下の照明は十分か確認しましょう。
   段差や滑りやすい場所を作らない工夫も、大切です。
   必要に応じて歩行を介助しましょう。

 ④転ばないように 気をつけてください。
  〇生活している 場所で つまづきやすい ものが 落ちていませんか?
   階段や 廊下は 明るいですか?
   段差(上り下りしなければいけないような所)や
   滑りやすい 所は ないですか?
   お年よりを 見守ってあげてください。
   お年よりが 一人で 歩くことが 難しい時は 助けてあげてください。


 ⑤見当識障害を予防しましょう
  ○部屋に時計やカレンダーを備えたり、使い慣れたものを置く、
   部屋は できるだけ静かに保ち、柔らかい光の照明を設置するなど、
   見当識障害 が起こらない工夫をするようにしましょう。

 ⑤見当識障がい(自分が 誰か、ここは どこか、今は いつかなどが わからなくなる事)
  に ならないように 気をつけてください。
  〇生活している 場所に 時計や カレンダーを おいてください。
   できるだけ いつも 使っているものを 使ってください。
   できるだけ 部屋を 静かに してください。
   強い 光ではない 灯りを 使ってください。

 ⑥コミュニケーションの取り方を工夫しましょう
  ○眼鏡や補聴器を付けているか確認し、大きな声ではっきりと
   簡潔に話しましょう。
   併せて、聞き取れて理解できたかどうかを確認しましょう。

 ⑥話し方を 工夫してください。
  〇眼鏡や 補聴器(聞こえにくい時に 助ける器械)を つけているか
   気をつけてください。
   大きな声で はっきりと わかりやすく 話してください。
   話したことが 聞こえたか 確認してください。  
   話したことが わかったか 確認してください。


 ⑦洋式トイレ(ポータブルトイレ)の設置・確保をしましょう
  ○和式トイレが使用しづらいことによる水分摂取制限やトイレへ
   行かないことによる日常生活動作能力の低下がおこらないためにも
   早急に洋式トイレの設置・確保に努めましょう。

 ⑦洋式トイレ(椅子に 座ったような 恰好で 使える トイレ)に
  してください。
  〇和式トイレ(地面に 穴を 掘ったような 形の トイレ)では
   お年よりが しゃがむことが 難しくて 使えないことが あります。
   トイレを 使うことが 難しいと トイレに 行かないように
   水や 飲み物を 飲まないで 我慢してしまうことが あります。
   体を 動かさないで いると 体の 力が 弱くなることが あります。
   なるべく 早く 洋式トイレに してください。

※ 参考:
 ・平成 23 年 3 月 28 日付事務連絡
  「高齢者の要援護者の避難所等における適切な支援について」
 ・全国保健師長会「大規模災害における保健師活動マニュアル」
  <http://www.nacphn.jp/rinji.html>
 ・日本障害者リハビリテーション協会情報センター
  「災害時の高齢者・障害のある方への支援」
  <http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/resource/bf/saigaiji_shien.html>


4.慢性疾患の方々に対する留意点
  ○慢性疾患の中には、治療の継続が特に欠かせない病気があります。
  人工透析を必要とする慢性腎不全、インスリンを必要とする糖尿病等の方は、
  治療の継続が必須ですので、早急に医療機関へ受診をするように促しましょう。

4.慢性疾患(治りにくい 病気)の 人について 注意すること
  〇病院に いくことが できないと 困る 病気の 人が います。
   特別な 薬が なくなると 困る 病気の 人が います。
   慢性腎不全(尿を 作ることが できなくなる病気)の 人は
   人工透析(一度 血液を 体の 外に 出して、きれいにしてから
   体に 戻すこと)を しなければいけません。
   人工透析を しないと 死ぬことが あります。
   糖尿病(体の 中の 糖の 量を 丁度良く 保つことが できない病気)
   の 人で インスリンという 注射が 必要な 人が います。
   インスリンが なくなると 死ぬことが あります。
   早く 病院に 行けるように してください。

  ○高血圧、喘息、てんかん、統合失調症等の慢性疾患の方も、
   治療を中断すると、病気が悪化する恐れがあるので、
   医師・保健師・看護師等に相談を促しましょう。

  〇血圧が 高い人、喘息(息が 苦しくなる アレルギー)や
   脳の 病気、心の 病気などが ある人も
   薬が なくなると 病気が 悪くなる 人が います。
   医者や 保健師(地域の 健康を 考える 看護職)や
   看護師に 伝えてください。


  ○慢性疾患の中には、継続的な服薬と日々の食事の栄養管理が
   必要な病気 があります。
   処方薬を内服しているか、栄養管理が継続できているか確認し、
   必要な治療が継続できるようかかりつけ医師・保健師・看護師等に
   相談を促しましょう。
   家族と離ればなれになった場合に備えて、処方薬と栄養管理の内容が
   書かれたメモを持たせる等の工夫もよいでしょう。

  〇毎日 薬を 飲むことが 必要な 病気が あります。
   食べる物の 種類や 量を 守らないといけない 病気が あります。
   薬が 足りているか、薬を 飲むことが できているか 気をつけてください。
   食べる物の 種類や 量を 守ることが できているか 気をつけてください。
   医者や 保健師、看護師などに 伝えてください。
   薬の 名前と 量を 書いた 紙を 持っていてください。
   守らなければいけない 食べる物の 種類や 量を 
   書いた 紙を 持っていてください。
   一人に なっても わかるように してください。

   
※ 参考:
・透析を受けられる医療機関等の情報
 日本透析医会災害情報ネットワーク <http://www.saigai-touseki.net/>
・主治医等との連絡が困難な場合の、インスリン入手のための相談連絡先
 (社)日本糖尿病学会 <http://www.jds.or.jp/>
-----
今回は 以上です。
では、また。

最後までお読みいただきありがとうございました。
コメントなどいただけると励みになります。
下の 和ランプの ともしびを、それぞれクリックしてください。応援お願いいたします。
 ブログランキング・にほんブログ村へ
看護・日本語・医療通訳のカテゴリーで
人気ブログランキングとブログ村に登録しています。
(和ランプの画像は「四季の素材 十五夜」さまの素材集より感謝していただきました。)

[PR]
by yasashiinurse | 2017-08-09 14:31 | 「やさしい日本語」応用編 ヘルスケア | Comments(0)