「やさしい日本語」で外国人患者さまや医療通訳の皆さま、病院の言葉が難しいと感じている方々と繋がっていきたいと考えている元看護師です。これから勉強するので、ぜひ皆様ご指導をお願いします。

by みっこ

カテゴリ:フォーラム( 5 )

今回は 2017年7月23日(日)の「多文化防災ネットワーク愛知・名古屋のオープン企画会議@豊橋」で 学んだことを 書きます。

多文化防災ネットワーク愛知・名古屋(TABOネット)さんは
葛(かつ)冬梅(とうばい)さんを リーダー(まとめ役)として
活躍している 多文化共生の 集まりの リーダーが 集まっています。
防災(災害が 起きた時 どうするか 考えること)について
考えたり、それぞれの 集まりどうしが 協力できるように したり、
どうしたらよいか 考えた結果を 役所に 相談したりしている 集まりです。
7月23日(日)に 豊橋市の カリオンビルで オープン企画会議が あったので
行ってきました。

<豊橋市国際交流協会の お話>
豊橋市には 全部で 378,000人の 人が 住んでいます。
その内 15,000人が 外国人です。
72か国の 外国人が 住んでいます。

日系ブラジル人の 人が 一番多いのですが、リーマンショックの後 だいぶ減りました。
韓国・朝鮮の 人は 少しずつ 減っています。
フィリピンの 人が 増えて 韓国・朝鮮の 人より 多くなりました。

災害が 起きた時に 国際交流協会の 16言語の 通訳が 災害時通訳を することに
なっています。
災害が 起きた時に 通訳の ボランティアが できるように 教室も 開いています。
豊橋技術科学大学の 佐藤先生に 協力してもらっています。
防災チェックガイドというものも 作りました。
英語、ポルトガル語、スペイン語、中国語で 書いてあります。
それぞれ 「やさしい日本語」も 書いてあります。

日本赤十字社愛知県支部にも 協力してもらっています。
ひどいケガや 急に倒れた人を 見つけた時に どうすればよいかを
教える事が できる「救急法 指導員」に 全国で 初めて
外国人3人が 合格しました。
この3人は 母国語で 指導することが できます。
それぞれ ポルトガル語、インドネシア語、スペイン語で 指導することが できます。
今までは 日本人が 日本語で 話を して、それを 通訳の人が 説明してくれていました。
この3人は 直接 それぞれの 言葉で 説明することができます。
それぞれの 言葉のほうが 解りやすい人に
「救急法」が 拡がると 良いと 思います。


<TABOゲーム>
TABOゲームというのは、多文化防災を 考える時に
他の人に いろいろな 価値観(何が 大切かという 考え方)が
あることを 知って、自分の 価値観が 正しいという 思い込みを
無くしていく 試みです。
今回は 6個の 質問が ありました。
皆さんも 考えてみてください。


1.避難所の 受付の ところで、外国人が 困った様子です。
  係の 人に 伝えましたが、忙しいので 対応できないと 言われました。
  あなたは 話しかけますか?

(答えの例)
  Yes:とにかく 話しかけないと どうしてよいかも わからない。
     話しかけるだけでも ホッと してもらえる。
     受け入れられていると 思ってほしい。
  No:わからない 言葉で 話しかけても 困らせてしまう。
     話しかけて わかったとしても、その後 ずっと お世話できるとは
     限らないから、最初から 話しかけないでおく。


2.あなたは 外国人を まとめる係に なってほしいと 言われました。
  まわりの 人を 見ると、自分の 言語が 通じる 人ばかりでは ありません。
  あなたは リーダーに なりますか?

(答えの例)
  Yes:誰かが リーダーを やらなければ いけないから 引き受ける。
     言葉が わからない 人たちの 集まりに それぞれ まとめ役を
     つくってもらって、それを まとめるという 役割なら やる。
  No:一番 同じ言葉を 話す 人が 多い 集まりの 中で リーダーを やってもらう。
     自分は サブリーダーを する。
    言葉が わからないのに リーダーを するのは、難しすぎる。


3.避難所に 礼拝所を 作ってくださいと 言われました。
  あなたは 礼拝所を 作りますか?

(答えの例)
  Yes:イスラムの 人たちは ラマダンが あるくらい、食べるよりも 祈りが 大切と
     思う人たちだから、礼拝所は 大切な 所。
     作れるかどうかは わからないが、場所を 探すことはする。
    初めから 作れるかは わからないが、避難所が 落ち着いてから
    お母さんが おっぱいを あげるところや、子ども達が 遊ぶところなどを
     区切る時に 礼拝所も 作る。
  No:イスラムの 人たちは とにかく お祈りが したいのだから、
     わざわざ 避難所に 礼拝所を 作らなくても 祈ることが できるはず。
    それぞれの 布団の上でも 祈れるのではないか。


4.外国人に 携帯・スマホを 貸してくださいと 言われました。
  あなたは 貸しますか?

(答えの例)
  Yes:外国に 電話を するのは無理だけれど、そうでないなら 貸します。
     電話ではなく、伝言ダイヤルや SNSで 安否登録(元気で 
     生きているということを 知らせる)だけということも あるから 貸します。
  No:個人情報が 詰まっているものなので 貸せません。
    もし、相手から 電話が 後から 何度も かかってきたら 困るので 貸しません。
    「あの人は 電話を 貸してくれる人」という うわさに なったら 困るので
    貸しません。


5.避難所の 受付の ところで 外国人が 在留資格が ないと 言っています。
  あなたは 避難所に 受け入れますか?

(答えの例)
  Yes:在留資格が あるかないかは 今は 関係ないので 聞かなかったことにして
     受け入れます。
    在留資格カードを 災害の時に 無くしてしまう事も 考えられます。
    観光ビザで 旅行中に 災害が 起きたら ビザが 切れることも あります。
  No:まず、どういう 理由で 在留資格が ないのか 確かめます。
    

6.避難所の 受付の ところで、障がい者が 困った様子です。
  係の 人に 伝えましたが、忙しいので 対応できないと 言われました。
  あなたは 話しかけますか?

(答えの例)
  Yes:とにかく 話しかけないと どうしてよいかも わからない。
     話しかけるだけでも ホッと してもらえる。
     受け入れられていると 思ってほしい。
  No:話しかけても、その後 ずっと お世話できるとは
     限らないから、最初から 話しかけないでおく。
-----
いかがでしたか?
この他にも いろいろな 意見が でました。
話し合って、考えが 変わった人も 変わらなかった人も いました。
それで いいということです。
いろいろな 考えが それぞれ 正しいので
どれが 間違っているということを 考えるゲームでは ありません。
いろいろな人が いろいろな 価値観を もって
集まる 避難所の しくみを 考える時に 知っておくと
工夫する時に 役に立つと 思います。
では、また。

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by yasashiinurse | 2017-07-27 23:24 | フォーラム | Comments(0)
今回は 県下広域 防災コーディネーター交流会 in 犬山で 話し合ったことを 書きます。

<防災害ボランティア、ボランティアコーディネーターの 連携>

災害が 起きた時のために 準備することを 考える 集まりや
災害が 起きてから 助け合う方法を 考える 集まりが
愛知県の 中にも いくつか あります。

今まで ずっと 頑張って来た 集まりの 他にも
若い お母さんたちの 集まりが できていることを 知ることが できました。
とても 嬉しいです。

お母さんたちが 自分の 子ども達を 守ろうと 勉強したり
他の お母さんたちに 教えようと しています。

災害が 起きた時に 避難所の しくみを 考える時、
子どものこと、女の人だからこそ 必要な 助けが あります。
お母さんたちが 避難所の しくみを 考えようという 集まりも あります。

皆で 力を あわせて いきたいです。

今、それぞれの 集まりが それぞれ 頑張っていて、
なかなか 一緒に 集まることが できません。

役所に 行って、どこに どんな 集まりが あるか 聞いても
プライバシー(人の 秘密)を 守らなければいけないので
なかなか 教えてもらえません。

だから、今回の ような 交流会(集まって、お互いを 知ることが できる会)は
とても 大切です。
これからも 続けてほしいです。
いろいろなところで 交流会を 開いてほしいです。


愛知県は ボランティアコーディネーター養成講座を しました。
ボランティアコーディネーターとは
ボランティアの人と 助けてほしい人を 会えるようにする 役割の 人です。

愛知県では 3000人も その役割が できるようにしました。
でも、それぞれの 市や 町・村にいる人たちが それぞれ 頑張っていて
力を あわせることが 難しいです。

災害ボランティアコーディネーターの 集まりは
名古屋のまわりと 三河地方には ありますが
尾張地方には ありません。
作らないと いけません。

災害が 起きた時には、その地域に ボランティアコーディネーターの
集まりが あっても その人たちは 被災者(災害で 困っている人)になります。
その人たちだけで 頑張ることは できません。
だから、災害が 起きた所ではないところから
ボランティアコーディネーターの 集まりが 助けに行く必要が あります。

ところが、その時に 使う フォーム(紙や 書き方)が
名古屋市用と 愛知県用で 違います。
どちらの フォームを 使うかは それぞれの ボランティアコーディネーターの
集まりで 決まっています。
違う フォームの 集まり同士では 力を あわせる時に 困ります。
愛知県と 名古屋市は 同じ フォームに してほしいです。


<犬山市の 災害>

犬山市には 山が 沢山あります。
地震が 起きた時の ことだけではなくて、
土砂災害(大雨が 降った時に 山が 壊れる災害)や
洪水(川が あふれる災害)についても 考えなくては いけません。

1968年に 岐阜県の 白川町では
バス転落事故(バスが 山の 道から 落ちた事故)が 起きました。
大雨で 旅行の 予定を 中止して 帰り道の 途中でした。
山の 中の 道で 止まっていた バスのところに
山が 崩れてきて、そのまま 川まで 落ちてしまいました。
104人の 人が 死んでしまいました。

犬山市より 山の 方には 入鹿池という 人が 作った池が
あります。とても 大きな 池です。
1868年に 大雨で この 池が 壊れたことが あります。

池に 溜まった 水が 一度に あふれて 941人の 人が
死んでしまいました。
沢山の 人が 流されて 犬山にも 亡くなった人が
流れ着きました。
死んでしまった 人たちの ための 神社も 犬山に あります。

自分が 住んでいる所が どんな 災害が 起きやすいのか
知っておいてください。

町内会長(同じ 町に 住んでいる人の 中の まとめ役)は、
ずっと 同じ人ではなくて、順番に 替ります。
次の 人に 災害についての 考え方が 伝わらないと
町の人が 困ります。

犬山市は 今まで
「土砂崩れマップ(山が 崩れる 心配が あるところが わかる 地図)」と
「ゆれマップ(地震で ゆれやすい 土地が わかる 地図)」しか
ありませんでした。
来年、自分が 住んでいる所が どんな 災害が 起きやすいのか
わかる「ハザードマップ」というものを 作って 配る予定です。


<アレルギーと 備蓄>

アレルギー用など、特別な 助けが 必要な 人の為の 
備蓄(災害が 起きた時の ための 物や 食べ物を 蓄えておくこと)を
用意しても、災害が 起きた時に 本当に 必要な 人に
どうやって 届ければ いいのか 考える 必要が あります。

そのためには、普段から どこに どういう人が 住んでいて
どんなことに 困っているのか 友達通しや 仲間で 知っておく必要が あります。

役所や 災害ボランティアの 人たちに 頼りすぎては いけません。
自助(自分で 自分の ことを 守ること)
互助(仲間や 近所の人たちで お互いに 助け合う事)
共助(ボランティアや NPOの 人たちが 困っている人を 助ける事)
公助(国や 役所が 困っている人を 助ける事)
の 順番で まず 自分で 自分や 自分の 家族を 守ることから
考えないと いけません。

27品目の アレルギーに なりやすい 食べ物を 使っていないものを
役所や ボランティアが 蓄えておくことも 大事ですが、
他にも 食べられないものが ある人も 沢山います。

アレルギーの 人は 特に 「防災ママ」の お話で あったように
自分の家に 食べられるものを 蓄えておく必要が あります。

留学生の 中には イスラム教徒の 人たちも います。
日本では 災害の 時に 配る 温かい食事は
豚汁(豚肉が 入っている 味噌汁)や カレーが 多いです。
豚肉が 入っていることが 多いと 思います。
それから、粉ミルクにも 豚から できたものが 入っています。

留学生の 人たちには 避難訓練(災害の 時に 逃げるための 練習)と
ハラルの 食べ物を 蓄えることも 教える 必要が あります。


<お年寄りの 避難>

この前、犬山で 大雨が 降った時、
「全戸避難(すべての 人が 避難所に 集まること)」という 指示が
役所から 出ました。
地域包括センター(地域の 人たちで 特別な 助けが 必要な 人が 
相談する所)では、お世話している お年寄りたちが 沢山いて、
どこの 人から 逃げる助けを すればよいかと 慌てました。
これから、同じような ことが 起きた時、どうすればよいか
考えなくては いけないと 思いました。


<犬山を 知ってもらう、好きになってもらう>

災害が 起きると、沢山の ボランティアの 人たちが 助けに来てくれます。
でも、助けに来てくれる人が、近くの 駅と 災害が 起きた所だけを
行き来しているだけでは もったいないと 思います。
災害は とても 悲しい事ですが、ボランティアの 人が
犬山を 知ってくれる きっかけに なるかもしれません。
ボランティアの 人たちに 犬山の 人が とても 良い人たちで
近くには 楽しいところが 沢山 あることを 知ってもらう 
工夫を したいです。
そうすれば、犬山が 災害の後、もう一度 元気な 町に 戻った時に
「もう一度、犬山に 行きたいな」と 思ってもらえると 思います。

-----
今回は 以上です。
本当に 沢山のことを 学ばせていただきました。
ありがとうございました。

では、また。

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by yasashiinurse | 2017-07-26 21:11 | フォーラム | Comments(0)
県下広域 防災コーディネーター交流会 in 犬山(1)

今日は 犬山市 丸山学供というところで 勉強してきました。

とても あたたかい 素敵な 方たちと 沢山 出会うことが できました。
そして、私にも プレゼンテーションする 時間を くださいました。
この場を お借りして、御礼申し上げます。

まず、11時30分から お食事を いただきました。
お弁当を いただいたのですが、とても 美味しかったです。

やさしい 味の 煮物や お吸い物と あっさりしたお肉
やわらかめの 雑穀ごはんでした。
雑穀ごはんって 硬いことが 多いですが、
やわらかめに 炊くと、甘さが 出て とても 美味しかったです。

お弁当を 出してくださったり、
お吸い物を 配ってくださったりするかたが、皆さん 男性でした。

お弁当箱を 片づけてから 気が付きました。
お弁当を となりの お部屋で 作ってくださっていたのでした。

大きな 鍋や ざるが 沢山あって
「もしかして 作ってくださったのですか?仕出しではなくて?」と
伺うと、そこに いる 男性たちが 誇らしげに 
「私たちが 作ったんですよ」と こちらに 微笑んでくださって、
とても 素敵な 人々の つながりを 感じました。
エネルギーを いただきました。
ありがとうございました。

さて、犬山には 犬山DVCという グループが あります。

8年前に 始めたそうですが、今 70人ぐらいの 方が 
地域の 防災(災害が 起きた時に、少しでも 
危なくないように する工夫や 災害が 起きた後に
どうやって みんなで 力を あわせて もとの 生活に
もどしていくかを 考える事)に ついて いろいろ 
頑張っていることが わかりました。

DVCというのは、 Disaster Volunteer Coordinatorの
頭文字で 災害が 起きた時に 住んでいる人たちが 
助けてほしいと 思っていることを 調べて、そこに
丁度良い ボランティアに 行ってもらえるようにする
係の 人たちです。


<半田災害支援ボランティア・コーディネーター>

今まであった 災害の時に、
ボランティアの 人は 沢山集まったのに、
住んでいる人たちや 逃げて来た人たちは
ボランティアに 頼んでいいと わからずに
ボランティアの 人たちが 何をしていいのか
わからなくて 困ったり、逆に 頼むことが 多すぎて
ボランティアが 足らなくて 困ったりということが
あったそうです。

それを 丁度良いように した 工夫を 
お話して くださいました。


<名古屋経済大学 国際交流室>

名古屋経済大学は 犬山に あります。

留学生が 愛知県の 中で 一番多い 大学です。
大学生の 約20%が 留学生です。
留学生の ために いろいろ 考えてあるので、
日本語学校の 先生方が 進学を 薦める 大学で 一番に なりました。

留学生は 沢山の 国から 来ています。
ムスリムの 留学生の ためにも いろいろ 考えています。

留学生が ボランティアとして 頑張ることが できると 考えられることは
次の通りです。
1.外国語への 通訳・翻訳
  (日本語を 話すことが できるので、自分の 国の 
   言葉に 言い換えることが できます)
2.外国人 観光客の 避難誘導
  (旅行で 来た 外国人が 逃げるのを 助けることが できます)
3.若手ボランティア
  (若いので 力が 必要な 仕事も できます)
4.情報送受信
  (コンピューターが 使えます)
6.SNSでの情報発信
  (facebookや twitterなどで 正しい事を 伝えることが できます。
   間違った事を 信じてしまわないように 伝えることができます)

留学生は 自分の 国で 日本と 同じような 災害に あったことが ないことが 多いです。
避難訓練を したことが 無い人も います。
留学生は 子育て中の人も 多いです。
日本語の ニュースよりも 自分の 国の ニュースを 見て
少し 違うことを 思いこんでしまって、間違ったことを 友達に 伝えてしまうことがあります。

そのために「やさしい日本語」で 伝えることが 大切です。

----
学びが とても 多かったので、続きは また。


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by yasashiinurse | 2017-07-22 23:43 | フォーラム | Comments(0)
今日は 昨日書いた 第35回びわ湖国際医療フォーラムでした。
このフォーラムは とても 珍しく、医師も医療通訳者さんも、
看護教員や 私のようなフリーの人も
平等に 扱ってくださって、その上、分科会形式ではなく
すべて同じ部屋で 発表させてくださるので、
私の ような かっこよく言えば 学際的、
悪く言えば 立ち位置が 不安定の 人間なのに
訴えかけたい人は 多彩に渡る 研究発表としては
最高の 場所でした。
改めて、この場を 借りて チャンスを くださったことに 心から 感謝いたします。



昨日 書いた内容を 発表してきました。
日本人も 外国人も 医療通訳者も 誰もが
「病院の言葉」が 難しすぎると 感じているということを
医師や 看護職の 方々に お伝えできたことは 良かったと
思います。

「タダで できる サービス向上」
「タダどころか むしろ コスト削減」
というところでは、男性の声の うけている 笑い声が 聞こえ、
やっぱり、皆さん 国内の 国際医療を 改善するに あたって
「誰が そのコストを 払うのか」ということが
大きな 問題に なっていると 改めて 感じました。

「やさしい日本語」のことを 知っていらっしゃる方は
少なかったです。

ご質問は
「『やさしい日本語』に 言い換える 訓練が 必要ではないか?」
という ものでした。

私は、「実は 看護師は 高齢者看護、小児科看護、妊産婦看護の分野で
すでに 経験的に 難しい言葉を かみ砕いて 説明するということを
してきたのです。
しかし、それを Plain-language とは 意識してこなかった。
それぞれの場面での 工夫を 「病院の言葉」そのものが むずかしいとは
認識してこなかった。
まして、国内の 国際看護に 活かそうとは 全く 考えて こなかった。
そこを つなげましょう。と」 お答えしました。

あと、やはり
「やさしい日本語」が 小学校3年生くらいの 子どもが わかる 日本語と
言うと、「子どもっぽい 日本語」だと 捉えてしまって
大人に 対して 子どもっぽい 日本語で 対応したところ、
高齢の 患者さんが 怒りだしてしまったという 事例を 教えてくださった方が
見えました。

諸外国での 移民・難民への Plain-languageは、
「子どもに 話すように、この地が 移民・難民を
温かく 迎え入れていることを 示すように 話すこと」とされています。
日本では、子どもに 話す 言葉と 大人に 話す 敬語を 含む 言葉が
明かに 違うことが あり、そこを 改善しないと、ご紹介 いただいたような
トラブルが 生じることが 考えられます。

さらに オノマトペの 話も 出ました。
「ドロドロの 血液を サラサラに する 薬」って 通訳してと
言われても、対象患者さんの 文化には ドロドロや サラサラに 
一致する 言葉が ないことが 多いのです。
擬音語・擬態語は 使わないという 「やさしい日本語」の原則を
お話したところ、「本当に 医療従事者に 知ってもらいたいですね」と
言っていただけました。医療通訳者さん 泣かせの 擬音語・擬態語
これは、かなり 永遠の 課題と なりそうです。

「誰が 誰に 言っているのかが わかりにくい 日本語を
医療従事者の 人は 良くつかう。」
「あいまいな 言葉が 多い」
「外国人患者さんに 説明することに 慣れてくると
日本人患者さんにも 説明が 上手になる」
という お話も 外国人医療で 活躍されている 医師や 
医療通訳者の 方々から いただきました。

医療通訳の 世界では
派遣通訳・電話通訳・ビデオ通訳など
それぞれの 取組みを お聞きし、
それぞれの 課題を 伺うことも できました。

人獣共通線虫症(動物の から 人に うつる 細長い 虫が 原因の 病気)に ついて
発表してくださった 病理医の 先生は 資料として 
CDC(アメリカ合衆国 疾病予防管理センター)の
図解資料を 配ってくださいました。

それが、まさに Plain-Englishで 示された 資料でしたので、
とても 貴重な サンプルを いただけたと 感激しました。

多くの 出会いを いただきましたので、
これからも 多くの 方々に 教えを 乞いながら
一生懸命 勉強していきたいと 思います。

明日は、
医療分野での「やさしい日本語」活用例を 紹介します。

では、また。


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by yasashiinurse | 2017-07-08 22:20 | フォーラム | Comments(0)
今回は、前回の予告どおり、明日7月8日の「第35回びわ湖国際医療フォーラム」で
発表する 予定の 内容を ネタバレします。


実は、最初の頃、ある程度「なぜ 私が こんなにも『やさしい日本語』を
学ぶことに 燃えているのかという 話を しばらく シリーズで 書き連ねました。

でも、いきなり 踏み込んだ話を 書いてしまうと、混乱するかもしれないと
思って、黙っていたことが あります。
それは、最終目標は 「やさしい日本語」の 達人に なることではなくて、
かなり 大風呂敷な 目標なのです。
発表します。

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自分で 書いていても、どれぐらい 頑張ったら そんなことが
できるのか、途方もない努力が 今後待っているだろうと 思うのです。
もちろん、一人ではできません。
一緒に 歩んでくださる方が 必要です。
とにかく 常に 大募集中なのです。
平に平に お願い 申し上げます。

さて、Plain-language とか、 ヘルスリテラシー とか
ぜんぜん、「やさしくない日本語」で 申し訳ありません。

Plain-language(プレインランゲージ)というのは
諸外国の動きで 一般人にも 専門家の 話を 解りやすく 説明しようというものです。

英語なら
Plain-English というように 使います。

国際医療保健の 分野の 大きな目標に
ヘルスプロモーションの 向上というものが あります。

ヘルスプロモーションとは
「人々が自らの健康とその決定要因をコントロールし、
 改善することができるようにするプロセス」
のことです。

その人が その人らしく 生き生きと 生きるために
世界が 手を つないで 社会づくりを しましょうということです。

その 社会づくりの 中でも
ヘルスリテラシーの 向上というのが、大切だと 言われています。

ヘルスリテラシーというのは
健康に 関して
1.情報を 得ることができる
 (教えて もらったり 調べることが できる)
2.得た 情報を 元に 行動することができる
 (わかったことを することが できる)
3.批判的に 考え 社会的な 行動ができる
 (よく 考えて、違うと 思ったことや 直した方が よいと 思うことを 
  他の 人に 伝えて もっとよい 方法を 考えることが できる)

というふうに 発展していくと 考えられています。

そして、まず 最初の 「情報を 得る」ために
Plain-langageの 普及が 大切だと 言われているのです。

一生懸命 調べても 専門用語ばっかりでは、さっぱり わからないですものね。
だから、専門用語を やめて、一般的な 単語だけを 使って、
文章は 短く、一目で わかるような デザインで 文章を 書きましょうという
ことなのです。

アメリカでは、オバマ大統領が すべての公文書を
Plain-languageで つくると 決めて
ヘルスケア分野だけではなく、本当に すべての分野の 公文書を
Plain-languageで 書くことが 法律に なりました。

どの部署が 最高に わかりやすい Plain-languageの 文書を 作ったかという
コンクールまで あります。

大統領が 変わってからは ちょっと わかりませんが。。。

Plain-languageの 良い所は
1.能力が 高い人は 短時間で 沢山の 情報を 得ることができる
2.なんらかの ハンディが ある人も 必要な 情報を 得ることができる
3.翻訳・通訳が 速やかで 誤訳することも減る
4.簡単な 辞書で 意味を 調べることができる
5.文書の 紙を 減らすことができる。封筒も 小さくできる。切手も 安くできる。
  メールで やりとりすることもできる。
6.分からなくて 困ることが 減り、
  問い合わせの 為の オペレーターを 減らすことができる。
ということで、5・6で かなりの コスト削減が できたということです。
みんな 幸せですね。

この方法を 移民・難民への サポートにも 活用しましょうと 言うことが
多くの 国の ヘルスケアサポートの施策や 提言に 盛り込まれるようになりました。

ところで、日本は
まさかの 日本人そのものの ヘルスリテラシーが 低いという データが
あるのです。
私です。「絶対安静」が 解りませんでした。
なんと8割以上の 一般日本人が 「病院の言葉」が 解りにくいと
答えたというのです。
私だけでは ありませんでした。

だから、
「病院の言葉」を やさしい日本語という Plain-Japaneseにして
日本人も 外国人も サポートしましょう!
そして、そうすれば、医療通訳の 方々との 連携も スムーズに 行くはずです。

というのが、私の 目標です。

明日は、これを 発表して、
参加者の 皆様から いただく コメントや
他の方々の 発表から 得た 学びを 書いてみたいと 思います。

では、また。


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by yasashiinurse | 2017-07-07 23:53 | フォーラム | Comments(2)