「やさしい日本語」で外国人患者さまや医療通訳の皆さま、病院の言葉が難しいと感じている方々と繋がっていきたいと考えている元看護師です。これから勉強するので、ぜひ皆様ご指導をお願いします。

by みっこ

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今回は、第6回放送から「意思決定・勧誘・指示の表現」の部分です。
音声はこちらから

岡山県県民生活部国際課のホームページにある
ラジオ放送「やさしい日本語講座」全20回
から
紹介しています。

この放送は、2014年11月から2015年3月まで
エフエム岡山「Fresh Morning Okayma」
放送されたものだそうです。

1回約15分です。

岡山県県民生活部国際課さまより、
音声ファイルの書き起こしと個人の非営利ブログ上の公開の
許可をいただきました。ありがとうございます。
(商用転用は不可です。皆様のご理解をお願いします。)


黒字は DJ森田恵子さん
赤字は ゲストの 大隅元代(おおすみもとよ)さん

では、どうぞ。

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もう一つ、「何かを してほしいなぁ」って 伝えたい時、
風邪が はやっていますからね、
「手を 洗いましょう」そういうのは いかがですか?

「洗いましょう」に なったら
私が 洗う意思、自分の意思ですよね、「洗う」っていうのと
それから、ひとに 誘いを かける、勧誘する時に「何々しましょう」って 
両方あるので
これも 「手を 洗いましょう」だけ、言ったら
相手の 人は、相手が するのか、自分が するのか
外国の 方達だと たぶん そこで 戸惑われると 思います。

ということは、指示表現なのか、指示している 表現なのか、
勧誘している 表現なのかが、混乱してしまう。

意思ですね、自分の 意思と、相手を 勧誘っていうのが
わからなくなる。

ということは、もう、絶対 手を 洗ってほしいわけです。
風邪が はやって いますから。
そういう時には。

「手を 洗ってください。」

いいんですね。
「手を 洗ってください。」と 言うほうが。

お願いすると いうのが、はっきりして いますから、
彼らに とっては、そのほうが、
自分が 何していいかっていうのが
明確に わかると 思います。はっきりと。

なるほどね。
指示を したい時には、ちゃんと
「何々してください。」というね、
あいまいな うながし表現は やめましょうと いうことですね。

そうですね。

わかりました。

最後に 大隅さん。
沢山の 外国の 方に 日本語を 教えてこられました。
海外でも 教えてこられました。
大隅さんが 考える 外国人の 方との 
日本語での コミュニケーション、
どんなことが あれば、うまく コミュニケーションが とれますか?

コミュニケーションは、やっぱり 気持ちだと 思うので
難しい 言葉は いらないと 思うんです。
相手と 話したい、相手と かかわりたいっていう その 気持ちが
相手に 伝わるように、相手の わかる 言葉で 話を する。
その時に、笑顔で
「あなたと 話が したいんですよ」
「あなたと 仲良くなりたいんですよ」っていうのを
表情や、それから 身振りで 表すのが 一番 大事だと 思います。

では、表情が 見えない時には、
例えば 相手の 言葉が 止まったり、
間が できたり、
返ってくる 言葉が 違っていたりっていうことも あるでしょうね。

その時には、言葉を やさしい言葉に かえて
違う 表現に してみるっていう 工夫が 必要に なりますよね。

そうですよね。
このような、放送局から 発信する 放送や
それから、公共の 施設で 流れる 館内放送というものも
言葉を わかりやすく 気をつけなければ いけない。
日本語を 使う 日本人が そもそも「やさしい日本語」とは
何かということを しっかりと 学んでいくっていうことが 必要ですね。

そうですね。それ、とっても 大事ですよね。

日本語講師の 大隅元代さんに お話しを 伺いました。
あいまいな 表現や 遠まわしな 言い方は 日本人の 特徴。
そして、外国人にとっては、理解が 難しいことが 多いということを
改めて 認識する 必要が ありますよね。

はっきりと 伝えるには、
1.文末を「できるか」「できないか」という 可能表現に する。
2.「何々してください」という 指示表現に する。

これらは、きついようにも 感じるかも しれませんが、
実は 外国人の 方には 「やさしい日本語」として 伝わるんですね。
実際に 使ってみると、表情や 場の 雰囲気で、
きつい 印象を 与えないんじゃないでしょうか。
日本人の 優しさは、本当に 必要な 時に 必要な 形で
伝えて 行きましょう。

フレモ二 日本語講座「やさしい日本語」
岡山県が お送りしました。

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いかがでしたか?

日本語講師の 大隅元代先生に 第5回と 第6回の 放送で、
いろいろ 教えていただきました。

私の ブログでは、今回を 含めて 7回分、ちょうど 毎日 勉強させていただいて、
1週間分の 講義を いただきました。

読み返しても、とても 大切なことを 沢山 教えていただけたと 思います。
ありがとうございました。

日本語は、自分が へりくだる事によって、
相手を 立てるという 文化から、
時に とても あいまいで、
尊敬表現にも 可能表現にも とれたり、
意思にも 指示にも とれたり、
そもそも、文末を 濁したり、
というものが 多くあります。

外国出身で、このような 根底にある 日本文化が 異質であるように
感じられる 方々には、とても わかりにくく、
「?」が 沢山 頭の 中に 湧いて つらいと 思います。

先生も おっしゃっていましたが、表情や 身振り、そして 声色で、
思いやりの 気持ちを 十分に 表した上で
言葉としては、ストレートに わかりやすく 単語や 文法を 選ぶ
必要が とても よく 判りました。

最後の まとめで お二人が
「日本語を 使う 日本人が そもそも『やさしい日本語』とは
何かということを しっかりと 学んでいくっていうことが 必要ですね。」
「そうですね。それ、とっても 大事ですよね。」
と言ってみえたのが、とても 心に 沁みました。

頑張って、勉強していきたいと 思います。
「やさしい日本語」は、小学校3年生ぐらいの 子どもでも わかる 日本語とは
いうものの、私達 日本人は、そのくらいの 子ども達に、すでに あいまいな
表現を 使って、話しかけています。

抜粋させていただきます。

栗山さんとこに男の子が二人いたんです。
僕の弟になるわけなんですけど︑上の弟のミキちゃん ある日、玄関で、
ある発言をしました。玄関ですからご存じのように「行ってきまーす」という
表現でした。この「行ってきまーす」の、なにが問題だ、と
思われるかもしんないんだけど、これは外国人にとってはねえー
考えてもみてください。なんで外国人にわかりにくいかちゅったら
行ってきますという表現をそのまんま英語に訳してみて
ください。 「g o、 c o m e 」。動詞しかないじゃーないですか、これは。
なーんにもついてねーんですよ、情報が。
だからミキちゃんが「行ってきまーす」といったとき、私は思わず
聞いてしまいました。 「誰が」って。
するとミキちゃんが、「ハー」とかいうわけなんです。
「誰が」と聞かれたら、日本人のほうがとまどうわけ。
「誰が」と聞かれて「あのなぁー、ダニエル。誰がっていったら、
行ってきますとゆうた人が行くに決まっているだろうが」と。
おおー、なるほどなと思ったんだ。
次に聞いたのが、「どこへ」 。それもいっていないんだかんね。
聞いたら、またミキちゃんが、「はぁーっ。あのなあー、
学生服を着てるやろ。学生服着てて、行ってきまーすといったら、
学校に行ってくるに決まってってるやろうが」と。
「ほおー」なるほど。服装をみて決めるもんなんだぁー」と。
(中略)
あったりまえやないかとかいうんだけど、、
外国人にとって、じぇんじぇん当たり前じゃないんですよ。
だって、なにもいってねえんです。
動詞しかいってねぇーわけでしゅ。何をいったかというと、
「 g o、 c o m e 」。これだけなんだ。情報がなにもついてない。
これは強烈な例なんだけど、日本人のみなさんはこういうところ
けっこう得意なんですよ。全部いわなくてもわかるべえーっちゅうところが。
これ日本語の特徴だ。できるだけしゃべらないようにして、
相手にその理解をまかせるちゅうところが一つあるんでしゅよ。
以心伝心はテレパシー、外国人には通じない以心伝心みたいな
言葉がたくさんあるんでしゅ。
(中略)
人の相手の、なんちゅうか、そういうところまで想像できるというのが
得意です。みなさん小さーいころから練習しているわけなんだから
うまいわけなんですが、日本にきて、まだ五年とか十年くらいしか
たってねー人たちには、こういうところはちょっと弱いから、
ちょっとだけ、なんというんですか、あわせて、しゃべるときは
情報を足してあげてください。「行ってきます」だけじゃあなくて
まず最初、「あのな」っていってくだしゃい。
注目をひっぱってから、「私は、これから、学校へ、行ってきます 。
四時ごろ帰りますから、それまで留守番頼むよ 。」
ここまでしゃべってくれれば、どんな外国人でも、
「がってんだー」とかいってくれんだから。
こういうところなんですよねー。
文法の曖昧なところと、この単語の曖昧なところ。

抜粋終わり。
「行ってきます」が 曖昧な表現なんて、考えたことが ありませんでしたが、
最近、私の 3歳になる 孫が
「ジュースが 飲みたい」と 言わずに 「喉が カラカラ」と 言って、
目で 訴えるという 技を 身につけつつ あります。
「ジュースが 飲みたい」時には、きちんと 言いなさいと 教えていますが、
3歳で このような 知恵が 生まれてしまうほど、おそらく 私達の 
日本語社会は、曖昧な 表現を することを 習得しやすい 環境なのだろうと 思います。

次回から、第7回放送の 内容に 移ります。

では、また。


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by yasashiinurse | 2017-06-11 23:39 | ラジオ講座「やさしい日本語」 | Comments(0)