「やさしい日本語」で外国人患者さまや医療通訳の皆さま、病院の言葉が難しいと感じている方々と繋がっていきたいと考えている元看護師です。これから勉強するので、ぜひ皆様ご指導をお願いします。

by みっこ

年月日・日にちの伝え方@岡山県ラジオ講座「やさしい日本語」第7回放送

今回は、第7回放送から「年月日・日にちの伝え方」の部分です。
音声はこちらから

岡山県県民生活部国際課のホームページにある
ラジオ放送「やさしい日本語講座」全20回
から
紹介しています。

この放送は、2014年11月から2015年3月まで
エフエム岡山「Fresh Morning Okayma」
放送されたものだそうです。

1回約15分です。

岡山県県民生活部国際課さまより、
音声ファイルの書き起こしと個人の非営利ブログ上の公開の
許可をいただきました。ありがとうございます。
(商用転用は不可です。皆様のご理解をお願いします。)


黒字は DJ森田恵子さん
赤字は ゲストの ケイン・ブルックスさん

では、どうぞ。

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日本語の 勉強を 始めた 頃、どんな 苦労が ありましたか?

私はですね、何も 日本語を 勉強せずにですね、
高校留学に 来たものですので、
基礎の 所から 勉強しなければ いけないことに なってですね、
最初のほう、結構 その 日にちの 数え方とか
年月日の 日本で いわゆる 元号っていう 
西暦と また 違った 示し方なんですけど。

そうですよね。
もう 岡山県庁で 友好都市の トップの 方が 来たときには
通訳としても 活躍されています。
そういう 時に、訳す 時に この 日本の 元号が むずかしい?

いまだに むずかしいですね。
やっぱりですね、日本にしか ない 制度ですので、元号というものが。
なかなか、身に つかないという ところも あるんですし、
通訳を している 所で、急に 元号の 言葉が 出てくると
やっぱり、戸惑うことが 多いんですよね。

例えばですね、昭和43年。

まぁ、全く わからないですね。すみません。

そうですよね。昭和、平成、何年って 
なにげなく、私も 使っています。
それを 西暦に 直してくださいって 言うと、
自分の 生まれた 年なら わかるけど。

そうですね。

いきなり、言われると。

少々 時間が あれば、自分の 生まれた 年から 計算は できるかも
しれませんけども、昭和から 平成に 変わる 年とか、
その前の 元号とか、全く 私に そういう 知識が ないのですので
最初の 頃は、この 仕事に 就いて 1年目の 所は
頑張って、そういう 知識を 身に着けようと したんですけど
途中で いろんな ハプニングが あって、あきらめて しまいましたよね。

よく、一覧表というものが あります。
この 西暦は 元号でいうと 何年っていう。
そういう 物を 使われて、持ったりは?

使ってましたね。

通訳の お仕事の 時。

そうですね。やっぱり、通訳の 仕事を するときには
ノートパッドが、かなり 頼ってしまう 道具に なりますけれども
ノートパッドの ところに 一覧表を つけてですね。
元号の あたる 西暦の 年とかも すべて 書いてあってですね、
ある日、大事な うちの課の 事業で 通訳を してたらですね、
どこかで、その 一覧表を 落としたかどうか わからないんですが、
なくなったんですよね。
本当は、その 幹部の 話を 聞いている はずなのに
一覧表を 席の 周りで 一生懸命 慌てながら 探してて
すべての 話を 聞き逃しちゃった ことが ありましてですね、
そこから、結構 もう どうでもいいやって いうことに なっちゃってですね
本当に 言い方 悪いんですけど、
通訳という 仕事は 100%の 意味を 伝えるには、
120%の 意味を 理解してなきゃ いけない。
ニュアンスとかまでも 理解していないと、
そこまで 意味を 伝えることが できませんので、
確認が そのうちの 一つですので、
しゃべっている 側に 次から 次へ 確認することに しましたので。

例えば「あれは 昭和五十何年でしたかね」と 話している 方が 言われました。
そうすると、その都度?

そうですね。
「昭和五十何年は 西暦で 言いますと?」と いうような 感じで 
聞きますので。

なるほど、でも そういう 確認を することで
本当に きちんと 通訳や 目的を 果たすように なさっていると。
こんなに、日本語が 堪能な ケインさんも 今 ご自分で 努力を
していらっしゃると いうことですね。
日にちの 数え方も 難しいと 聞きました。

そうですね。
ちょっと 物によって その 例えば
三日(みっか)と六日(むいか)
八日(ようか)と四日(よっか)
まず ちょっと 妙に 聞き違いやすい ものが、まず あってですね。
あと、全く 他の 言葉と あんまり 連携の ないという、
一日(ついたち)とか 二十歳(はたち)とか
普通の 勉強しはじめた 外国人の 方は おそらく
二十歳(はたち)のことも 二十日と 思うと 思いますけれども、
そういう ケースバイケースと いう 感じで 覚えて いかなければ
いけないと いうことが ちょっと 
外国人の 日本語を 勉強している 方に とっては、大変かなぁと 思いますね。

では、外国人の 方に わかりやすく この 年月日の 表現を するには
どのように 私達は すれば いいでしょう?

まず、元号の ほうは、日本でしか 通用しないことという 
意識を 持つことが 大事だと 思いますので。

昭和、平成、ましてや 大正、明治は 日本人でしか わかりませんよと。

ええ、結構 その辺で 文化的な 知識とか 日本で 生まれ育った 
方に とっては 当たり前の 事かも しれませんけども
外国人の 方には、そういう 文化的な 知識が ないわけですので、
そういう 事は 外国人に とっては そういう 知識、根本的な 知識が
ないことを 頭の 中に 入れて 話すのが 大事かなぁと 思いますので。

はい、わかりました。
あと、日にちを 伝える 時にも
何か 私達が 工夫したら いいなぁと いう所は どんな 所でしょう?

普通の しゃべり方で いいと 思うんですけれども、
ただし、日にちを 言った 所で、
7月20日(ひちがつ はつか)ですね、と 言った 所で
7月20日(ひちがつ にじゅうにち)と 最後に 確認するとか
書くこととか。

気を付けます。
ラジオでも、12月17日(じゅうにがつ じゅうひちにち)というのが
11(じゅういち)と 聞こえることが あるようです。
だから、17日(じゅうななにち)と いうふうに 言い換えることも
気を付けて いますが、やっぱり 確認を お互いに するということですね。

そうですね。

岡山県庁で 国際交流員として 働く ケイン・ブルックスさん。
目を 閉じて、言葉を 聞いていると、「日本の 人?」と 思うほど、
そんな 流暢な ケインさんでも、戸惑いを 覚える 日本語が
沢山 あるようです。
「わからなくても、常に 確認が できるとは 限らない。
普段の 会話の 中で、文脈から 想像して 会話を すすめることも あります。」
と おっしゃっています。
特に 今日の お話しに ありました 年月日や 元号などは
文化的な 背景が 何もない 状態では 想像が できないとのこと。
外国の 方との 会話では、西暦で 話を することを 意識しましょう。
また、先日 日本語講師の 大隅元代さんの お話しの 中にも ありました
日にちの 表現と いうのは、難しいようです。
日付に ついては、独自の 表現である 
「ついたち」「よっか」「ようか」などは 聞き取りにくく、
理解が 難しいと いうことです。
「はつか」なのか、「いつか」なのか
相手が わかって くれたかなと 意識しながら 話すことも
とても 大事です。
これが 思いやりですね。
わかりやすく 伝える。
そして それが 本当に 伝わったのか どうかを 意識することが
「やさしい日本語」なのでは ないでしょうか。

今朝は 時間や 年月日の わかりやすい 表現に ついて
ご紹介しました。

フレモ二 日本語講座「やさしい日本語」
岡山県が お送りしました。

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いかがでしたか?

本当に ケインさんの 日本語は 堪能で、
お話しの 内容も 理路整然と していらっしゃり、
知的な 方だなぁと 感動しながら お話しを 伺いました。

さて、少し ヘルスケア分野の 事に 引き寄せてみましょう。

例えば、保険証。
生年月日や 資格取得日などは、すべて 元号で 書いてあります。

病院の 外来受診時に 記入する 用紙なども、
ほとんど 元号での 記入欄に なっているのでは ないでしょうか?

放送の中でも、元号の 一覧表について お話しが 及んでいましたが、
正直、看護師としても、元号で 生年月日が 記入されていても
現在、何歳で いらっしゃるのかと いうのを いちいち 一覧表で
確認しなければ ならず、本当に 厄介なのです。
ケインさんは、日本人には 当たり前かも しれないけれどと 
おっしゃっていましたが、少なくとも 私は 日本人ですが、
とても 苦労していました。
同僚の 看護師も 苦労していたように 見えたのですが、
なぜ、西暦に 統一できないのでしょう? 無理なんでしょうか。

そして、最後に DJの 森田さんが おっしゃっていた

相手が わかって くれたかなと 意識しながら 話すことも
とても 大事です。
これが 思いやりですね。
わかりやすく 伝える。
そして それが 本当に 伝わったのか どうかを 意識することが
「やさしい日本語」なのでは ないでしょうか。

というところ。

かつての 医療職では なかった 頃の 私には、
さっぱり わからなかった「病院の言葉」を
「やさしい日本語」に 直したいという 気持ちが
益々 強く なりました。

次回は、第8回放送に なります。

では、また。



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by yasashiinurse | 2017-06-13 22:58 | ラジオ講座「やさしい日本語」 | Comments(0)
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