一般健康診断(36)@労働安全衛生法
2018年 01月 01日● WPW症候群(だぶりゅ ぴー だぶりゅ しょうこうぐん)に ついて 説明します。
房室結合部(ぼうしつ けつごうぶ)の ほかに、心房(しんぼう)と 心室(しんしつ)の 電気の 通り道が あります。
今まで ずっと、「心房(しんぼう)と 心室(しんしつ)の 電気の 通り道は、房室結合部(ぼうしつ けつごうぶ)だけです」と 説明していました。
「心房(しんぼう)と 心室(しんしつ)の 間の 壁は 電気を 通しません」と 説明しました。
でも、WPW症候群(だぶりゅ ぴー だぶりゅ しょうこうぐん)の 人は、房室結合部(ぼうしつ けつごうぶ)の ほかに、心房(しんぼう)と 心室(しんしつ)の 電気の 通り道が あります。
この 電気の 通り道が あることを ケントという 人が 見つけたので、ケント束(けんと そく)と 言われます。
● WPW症候群(だぶりゅ ぴー だぶりゅ しょうこうぐん)の 種類
Aタイプ(えー たいぷ)
左の 心房(しんぼう)と 心室(しんしつ)の 間に ケント束(けんと そく)が あります。
Bタイプ(びー たいぷ)
右の 心房(しんぼう)と 心室(しんしつ)の 間に ケント束(けんと そく)が あります。
● ケント束(けんと そく)の 電気の 伝わり方の 種類
心房(しんぼう)から 心室(しんしつ)へ 電気を 伝えます。
心室(しんしつ)から 心房(しんぼう)へも 電気を 伝えます。
心房(しんぼう)から 心室(しんしつ)へ 電気を 伝えます。
心室(しんしつ)から 心房(しんぼう)へは 電気を 伝えません。
心房(しんぼう)から 心室(しんしつ)へは 電気を 伝えません。
心室(しんしつ)から 心房(しんぼう)へ 電気を 伝えます。
● 電気が 出なくても、ずっと 電気が 心臓の 中を 伝わり続けることが あります。
ケント束(けんと そく)を 通って、心室(しんしつ)から 心房(しんぼう)に 電気が 伝わります。
その 電気が 房室結合部(ぼうしつ けつごうぶ)を 通って 心室(しんしつ)に 伝わります。
また、その 電気が ケント束(けんと そく)を 通って 心房(しんぼう)に 伝わる ことが あります。
それで、洞房結節(どうぼう けっせつ)・洞結節(どう けっせつ)は、休み続けて いるのに 心臓(しんぞう)に 電気が 伝わり続けます。
電気が 伝わり続けるので、心臓(しんぞう)も ずっと 動き続けます。
それで、頻脈(ひんみゃく)に なりやすいです。
頻脈(ひんみゃく)とは、心臓が 1分間に 100回以上 ちぢむ ことです。
WPW症候群(だぶりゅ ぴー だぶりゅ しょうこうぐん)の 人は、1分間に 200回ぐらい 心臓が ちぢむことが あります。
(https://www.kango-roo.com/sn/k/view/2020)
心臓(しんぞう)に 血が 少ししか もどってきていない ときに また ちぢんで しまいます。
それで、すこしずつしか 血を 送り出せません。
それで、血圧が 下がりやすくなります。
心室(しんしつ)が ちぢむのが 速すぎて、血圧が 下がりすぎると、失神(しっしん)することが あります。
心室(しんしつ)が ちぢむのが 速すぎて、心室粗動(しんしつ そどう)や 心室細動(しんしつ さいどう)に なることも あります。
次回も 「心電図検査(しんでんず けんさ)」の 結果から わかる事を 説明します。
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by yasashiinurse
| 2018-01-01 22:43
| 労働法